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寒波の新年になりました。

 世界が沈み込んだような、静かな新年が明けました。雪が激しく降り初詣もままならない初めてずくめのお正月。新型コロナウイルスに怯え、みえない世界を手探りで辿る時代が来たのでしょうか。常識であったことが非常識になり、膨張した経済は頭打ちとなって人々は迷いの中に佇むしか方法がないのでしょうか。70年前焼け野原が広がって焦土と化したこの国では、逞しくいきる人々の手で田畑を耕し一粒の種を蒔き、緑豊かな農業国として甦りました。助け合い分かち合い戦禍で失った健全な精神を取り戻していったのです。


 コロナで分断された人間社会には、不穏な気配が漂います。あらゆる秩序が壊されていきます。巨大な経済の化け物が地球だけでなく、宇宙にも魔の手を伸ばしているからでしょう。巨万の富を持つ世界の10人ばかりの資産は30億人の暮らしを賄えることが出来るほどの富だといいます。地球上の資源はこの一握りの人間に搾取され、血の一滴まで搾り取られているのです。この状況が行き着くところまで行き着いて、コロナウイルスというみえない形で私たちは試され、淘汰されていくのでしょう。


 新しい年になって、インフルエンザに罹った鶏が、又豚が何万と(殺処分)されるこのおぞましい出来事を心の底から憎みます。命を軽視するにもほどがあると。人間以外は殺しても当然だと。アウシュビッツを、愚かな人間の恐ろしい行為を忘れているから殺すことを処分と言い換えるのでしょう。私たちは見たくないことに目を背け、目の前の安心だけを求めてしまいがちですね。私だけが守られていると思い込むその心に焦点をあてて、過越かたの反省に立ち、先の見えない時代を温かい心で迎えたいと思います。


 今年は六白金星辛丑年ですね。「六白」の基本象意は「天」十干の「辛」は新(あたらしの意)と同語であり、草木が枯死して新しくなろうとする状態を表し、十二支の「丑」は紐(ひも・からむ意)で、萌芽が種子の中に生じてまだ十分に伸び得ない有様を表します。

コロナによって旧システムが崩壊した後、天の秩序と調和する新しいシステムを知性で創造する歴史的な転機になるのでしょうか。

 先の猛烈な寒波で凍ってしまった花木の芽が再生する生命の不思議を信じて。


春動く 茜色の雲たなびいて  「れん女」

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