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不安に明け不安に暮れゆく年よさらば

 コロナウイルス、初めて耳にするウイルスは瞬く間に地球を席巻した。そして多くの人々

が死んだ。急激に悪化する症状は人々を恐怖に陥れたばかりでなく、経済社会をねじ曲げ

路頭に迷う人々を溢れさせている。すべてが沈滞して重い空気に包まれたこの一年。


 Gotoキャンペーンの名の下経済再生に舵をきった結果、感染者は爆発的に増え続けてい

る。コロナによって生み出された人々の分断、そして孤独感。自殺者も増え、離婚率も上

がっているのだとか。


 私たちは試されているのだろうか。飽くことのない欲望、モノへの執着、他人への不信

感、奪うことから分け合う形。宇宙の真理に心を沿わせる営み。隣人を愛する形。

経済に的を絞ってきた数十年に、失ったモノは限りなく大きい。与えられた自然の恵みを

敬うことなく、すべてのいのちを搾取して財を蓄えてきた私たち。正に弱肉強食の社会が

形成されていることの見直しをせよとコロナウイルスが教えているような気がする。


 年末になって歴史に残る降雪量は日本中を寒波で震え上がらせているし、地震も各地で

頻発している。世界中を呑み込んでコロナウイルスはどこまで猛威をふるうのだろうか。

鶏インフルエンザで何万羽の鶏が殺されたのだろう。人間はインフルエンザに罹ったから

と殺そうという発想にはならない。残酷で無慈悲な行いが平然となされる。私はこういっ

た残忍な行為に怒りが収まらない。人間によって運ばれるコロナウイルスに感染したから

、クラスターが出たからハイリスクのなかで、丁寧な治療が行われるし、「殺処分」の選

択はない。いのちを人間の「エゴ」で簡単に奪うことの怖さ、憤りを通り越して奪われた

いのちに懺悔する。


 先日、猫大好き仲間が費用を出し合って、地域猫を一斉に捕まえてもらい、野良ちゃん

の避妊手術に踏み切った。大阪の「猫から目線」を紹介されて安心して猫たちを委ねるこ

とが出来た。今回は10匹。出産回数の多い猫2匹が手術できたし、若い猫たちも受ける

ことができた。今後も増え続ける野良ちゃん達が、「殺処分」という悲惨な目に遭わない

よう、この子達のいのちに寄り添っていきたいと思っている。この地球は無数のいのちの

営みによって成り立っていることを考えて欲しい。増えすぎた人間が地球を我が物だと勘

違いしている滑稽さ、愚かさ、自らが招いた結果が今コロナウイルスという目に見えない

恐怖として自らを縛っている。


 あと10日で今年はお終い、新年はどんな姿で訪れるのだろう。人間だけが享受してき

た諸々を棄てることができるかどうか。一人一人の精神を高める生き方を探りたい。


                           2020年12月21日

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九思一言

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